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レーザー治療、超音波メスについて | ホームへ戻る | |
レーザー光線とは短い波長の光の一部で、肛門科の治療に用いられるのは半導体レーザーです。 痔核に色素を注入してからレーザーを当てて焼いたり、普通のメスの代わりに用いたりします。 患者さんはレーザーというと、カッコいい、高度で最先端医療というイメージを持っていますので、レーザーを使えばいい手術が出来ると思っている方が多くみえます。 確かに切開時の出血が少なくて便利な道具ですが、しかし、この器具を用いたから痛みがないとか、早く治るとか、入院しなくて済むとか、合併症がないとか、うまく治せるとか、そういう理論展開にはなりません。 何故なら、創の治り方は人間の本来持っている創傷治癒能力に依るもので、メスで切っても、レーザーで切開しても、両者の間に当然その差はないからです。 超音波メスでも同様です。要は、治癒能力を最大限に活用できる手術が、いい手術なのです。技量の無い人がいくらレーザーを用いてもいい手術は出来ません。 眼科や皮膚科などの治療では時に決定打となるレーザーも肛門科ではまだそこまでは至っていないのが現状です。 |